2012年01月10日

家族八景


家族八景 (新潮文庫) [文庫] / 筒井 康隆 (著); 新潮社 (刊)

家族八景 (新潮文庫) [文庫] / 筒井 康隆 (著); 新潮社 (刊)


本 著者: 筒井 康隆
本 発行者: 新潮文庫


kato(s)です。


家政婦のミタ。

遅ればせながら、正月休みに、最終回と
その前に放送されたハイライトシーンを見た。
はい、それだけでも十分楽しめましたよ。

今回のレビュー、「家族八景」の主人公"七瀬"も家政婦なんですよね〜
タイトル通り、八つの家族を渡り歩く家政婦の"七瀬"のお話。

家政婦のミタの最終回最後でミタさんが阿須田家から去り、
新しい家庭へ家政婦として訪問するシーン。
家族八景の七瀬とかぶっておもしろいw

ミタさんは、"頼まれたことはなんでもやる"だけど、
七瀬は、"人の心が読める"超能力(テレパス)を持っている。


これがまた…何がおもしろいかというと、


人間の隠しておきたい、見たくない心理がうまく描画されている。

ドロドロした人間関係を明らかにし、ぞれぞれの闇を照らす。
そこには、親子の確執があったり、夫婦の嫉妬、疑心暗鬼があったり、
性や金銭をめぐる欲に溢れていたり…

主人公”七瀬”の超能力を通して、客観的にそれぞれの家族の内面を
覗き込めるところが何とも言えずハマる小説ですよ!

さて、この小説。実は…

実は…って程の事はないかもしれないけど、

「七瀬三部作」と言われる作品の第一作目なんですよね〜

二作目の「七瀬ふたたび」が映画化もされており、こちらが有名
だと思われます。最初はこの映画を見たいなと思ったけど、
結局映画はまだ見れてないですw

七瀬ふたたびも映画化されるくらいなのでSFとしてのストーリー性には
一番すぐれていると思うけど、やっぱりまずは「家族八景」でしょ!
ってのが私の感想ですねw


ってことで…


な、何と、「家族八景」がドラマ化されることになった!!

これは見逃すわけにはいかない。
まだ小説を読んでない人は、先に小説を読んでから
ドラマを見る方が良いのではと思われます!

【放送スタート日】
MBS:1月19日スタート 毎週木曜24:55〜25:25予定
TBS: 1月24日スタート 毎週火曜24:55〜25:25予定
[ナビ番組] 異色の新ドラマ!「家族八景」〜家政婦の火田はミタSP〜
MBS:1月12日(木)25:22〜25:52
TBS:1月17日(火)24:55〜25:25
詳細はこちらからどうぞ〜


七瀬三部作、おすすめです。
二作目、三作目も既読なので、
また、早めにレビュー書けるように…がんばります。

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2012年01月08日

Another

Another(上) (角川文庫) [文庫] / 綾辻 行人 (著); 角川書店(角川グループパブリッシング) (刊) Another(下) (角川文庫) [文庫] / 綾辻 行人 (著); 角川書店(角川グループパブリッシング) (刊)


Another(上) (角川文庫) [文庫] / 綾辻 行人 (著); 角川書店(角川グループ... 
Another(下) (角川文庫) [文庫] / 綾辻 行人 (著); 角川書店(角川グループ...


 akkです。



 新年一発目のレビューは綾辻行人氏でございます。


 綾辻氏は本格もののイメージが強いですが、これはホラーになるみたいです。
 本格ものは苦手だけど、綾辻氏は好き。
 トリックもイイけど、お話がオモシロイのですよ。
 
 『囁き』シリーズが好きだったので、これも絶対外さない予感。

 ジャケもステキで、ムハムハで上下巻一気読みでした。
 超絶オモロかった!
 そしてめっちゃ怖かった!!
 でもオモロかった!!!(2回言った)

 さすが綾辻氏のホラー。
 だいぶライトな語り口なんですが、読んでる間、何度も鳥肌が。ヒィィ
 久々に怖かったですよ。
 読み終わった後も、恐怖の余韻が。
 でもちょっと物悲しさもあるのです。ヨヨヨ

 ネタ部分もさすが。
 途中で『コイツか?』と思ったんですが、そこにさらに仕掛けが。
 やーらーれーたー!
 
 



 以下、ネタバレあり!!!

 











 怖い、怖いねぇー。
 一人ずつ消えていくってのがミステリーの常套なら、一人増えてるのはホラーの常套なのか。
 怖いよ。
 消えるより、増えてる方が。ヒィィ

 いつのまにか増えてる一人が誰なのか、誰にも(本人にも)わからない。
 増えてるって事だけは分かる。
 これって昔、那須雪絵さんの短編漫画にあったよね。
 って誰も知らんか。

 ある年から不定期に繰り返され続けている、呪い?たたり?とある現象。
 それが『ある年』は、『生徒が一人増えてる』事をもって、その年だって分かる。
 でも今年は生徒は増えてなかったはずなのに、やっぱり『ある年』だった。
 おぅ、こう書くと最初っからとっくに、そのネタはバレていたのか。。。。
 なんで気付かなかったんだろ。
 まぁ恒一クンの転入が『増えた』事に繋がった、と思わされたんだねぇ。
 あと4月の厄災はカウントに入ってなかったからか。
 うぅー、良くできとる。

 『死者(増えてる一人)は誰なのか』、これがこの物語のキーなわけです。
 一番トリッキーな話として、語り部である主人公がそうじゃないかと思ったけど、違った。
 そんな浅くなかった。
 私がそれが誰か分かったのは、机と椅子の数が合っていたにも拘らず、4月から厄災は始まっていたと、はっきり記された時でした。
 遅ーー。

 でも三神先生があの人だったとは。。。。
 九官鳥は何か鍵を握ってるとは思ったけど。


 管理人の奥さんがなんでああなったかが、唐突すぎる気がするけど。
 まぁそれがあの現象って事なんでしょう。
 閉ざされた館、迫りくる殺人鬼と炎。
 あそこのスピード感と緊張感は、楽しゅうございました。


 『増えてる一人』=殺人者じゃないのが悲しいよねぇ。
 厄災の源ではあるけど、本人にはその自覚はないわけだし。
 そう考えるとこの現象は、二重に不条理ですな。


 そうそう、後書きで綾辻氏が書かれてましたが、この本の成り立ちに恩田陸さんの『六番目の小夜子』のイメージもあったそうで、大変嬉
しい。
 やはり呼ばれたのか。。。


 さてさてこの物語、コミック化は勿論されており。
 アニメ化、実写映画化も決定しているらしく。
 これまた楽しい祭が続きそうです。むふふ


  

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2012年01月03日

アサッテの人

こげぱん

アサッテの人 (講談社文庫) [文庫] / 諏訪 哲史 (著); 講談社 (刊)

本 著者: 諏訪 哲史
本 発行者:  講談社文庫


新年あけまして、おめでとうございます。
今年は 書いて書いて書きまくりますぞーーーーおぉ!


・・・・えぇっと。前提として 崇高な作品だと思いますよ 哲学てき 




なんつうか、表に出来ないことを芸術とよんだりするわけで 

たとえば、モーツアルトの う○こ の曲やら
オノ・ヨーコ とジョンレノンの 営みを舞台で披露したりとか
草間やよいの 裸婦のパフォーマンスとか
松井冬子 の残酷画?とかさー
 


たいてい芸術家 つうのはタブーが好きでタブーにこそ 芸術だったりするわけで
それって たいてい エログロ

一人の人間が内秘めていることをあらわにしするって 学問だし 文化だし 下世話なわけで



この作品もその下世話に属しちゃってます 私の中ではwwwwww




アサッテ とは 日常は社会と交流を強く結びつきながら一方では、何者にも結びつかない世界

そのように書くと 一部の限られた人間のみが所有する世界のように感じるが
なんてことはない 私ももっているし おそらく偶然このレビューを見た貴方も所有しているもの なんでしょ


一般的に変な人を 小難しく言い換えると そうとも 言えるのかもしれない かも







作品にもあるが、あえて私が出会ったアサッテの人は

やはり 一人エレベータの中で 彼は スーパーマンのように片方の手は腰に寄りもう片方は こぶしを突き上げ

おそらく 上層階へ向かっていたのだろう 
たまたま 彼が油断をしていたのか? ドアが開いたその時の姿を私は目撃したのだが・・・

彼は善良なる 一般市民であり おそらく妻を持ち 子を持ち 営業成績に苦しめられながらも
毎日善良に営業を行う男性であったことを 必要情報として明記しておきたい



たまたま 目撃した私は彼を見て笑うだろう
笑うけれども、だからといって嘲うことはなく、それもまた日常で、特になにも影響を受けないんだけど

作品は蒸発した叔父のアサッテから  アサッテではないところへ いっちゃう過程を
彼の日記や妻の日記 そして彼の甥である 私がナビゲートしながら進む






あなたも 私のサザエさんつうぐらいだから 変な行動も ぐるぐるアースでみれば 恐れるるに足りないもんでしょ


話を戻すと アサッテ が時折みえる 叔父が 妻の死以降 完全にあっちに いっちゃって ・・・

結果としては 叔父は見当たらないし だからどうした どうもならないわけで
でも作品は 人がもつ 正と狂の アングラな部分を あらわにした作品 じゃないっすかねーー




本としては 独創的でした
 

芸術は 誰もしないことを 一番にすること が価値であるそうですよ
先鋭的ともいうんすかね



正月早々 哲学したような 頭カチこちになりやした
やっぱり 芥川賞 受賞作品ってなんか         くらい






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2011年12月30日

アフターダーク

こげぱん

アフターダーク (講談社文庫) [文庫] / 村上 春樹 (著); 講談社 (刊)

アフターダーク (講談社文庫) [文庫] / 村上 春樹 (著); 講談社 (刊)アフターダーク

本 著者: 村上 春樹
本 発行者: 講談社文庫

村上春樹にしては短め の作品
いつもの村上ワールドが短くなるとどうなるか?


なにも問題解決がしない 積み重ねた一日 
ただ、解決はしないけれど 昨日とは違う ほんの少し目に見えない変化を日々はくりかえし

やがて つもりつもった わずかな変化は おおきな流れにのまれてゆく


作品のラストが意外なくらい 日常なの
激動があった後の すべて終わった平和じゃなくて これから何かがおこる前段階
嵐の前の静けさ っての?とりあえず未来へ 流れは発信されていたみたい


5名?の視点で構成され

眠り続ける 美しい エリ
姉への感情を消化できずにいる マリ
エリの知人でマリと偶然出会う高橋
SEの白川

そして、私たち
各々の視点での世界が映し出され 時に客観的に 読者にすら真意へ立ち入ることを拒むように作品の時間は進んで行きます。

ピックアップしたい箇所は
白川、とてもシステマチックに表現されている彼は 人生で?大きなミスをする
そのミスは 自分では消化できない 事柄を処理できなかった  彼らが憎むべき バグのような存在

 

現代のシステマチックの象徴のように書かれた白川 優秀で無駄がなく、それでいて不安定
彼の平穏な日常は 実は、誰かに 常に監視され拘束された 世界で生きている 


なんとなく わかるんだよね
私たちだってさ、死ぬまでなんもなけりゃ 少々足をつっこんでも善良な市民でいられる
でも ひとたび スポットにはまったら 頭から爪の先 遺伝子の中まで視姦され すべてを取り上げられる
その大きな力は 昔のように 王様とか殿とか 人間に属しているものではく

人間が作り出した 仕組みそのもの うーん(手塚治 っぽい)
たたけば それなりに埃がでるもんですしね 人間なんて現代は 犯罪者を作りだすなんて簡単 ほんとうに社会から抹殺するのは  簡単


こわっwwww

これって 村上春樹的 でいうところの 「長い腕」なんだろうな
私たちって 何に縛られ何を 自由として 何がほしいんでしょうねー まったく
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ライオンハート

こげぱん

ライオンハート (新潮文庫) [文庫] / 恩田 陸 (著); 新潮社 (刊)


ライオンハート (新潮文庫) [文庫] / 恩田 陸 (著); 新潮社 (刊)

本 著者: 恩田 陸
本 発行者: 新潮文庫


主人公 外人かよ (げんなり)

作品の第一印象です

ただでさえ 名前を覚えることが困難な私にとってカタカナ名前は苦痛



ギャーーーー





やっぱりはまれないかも ラウ゛ストーリー 

彼に出会うために 生まれてきた 



彼女に出会うために 生まれてきた



お互いを助けるために 自分の命を相手に奉げるために 生まれ変わる

その 一瞬すれ違うために


ライオンハート って
SUMPの歌 しか想像がつかない つうか それしかないんで===

変な先入観をもって本を読んじゃった感はいなめないすね


意味的には、パートナーを守る為だけの存在とか 勇敢な心とからしいですよ 




本の内容は

ガラス細工を見るような作品



思いを遂げる事ができない それでも 愛する人と一瞬出会う為に 何度も転生してゆく

うらやましい ような 






地獄絵図のような・・・





彼らは幾重にもわたる 逢瀬の末 運命を知る 自分が何者であろうとも 誰かに必要とされる意味のある存在でいたい、誰かが必要としてくれる存在でいたい

そんな強い願いは 運命を動かし始めた・・・・




一念岩をも徹す ってとこかな
少女趣味なところあるけど 美しい文章は 女性なら心惹かれるはず(女性?)


無骨者の私は ちょっと 苦手かな





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2011年12月29日

ABC殺人事件

ABC殺人事件 (創元推理文庫) [文庫] / アガサ クリスティ (著); Agatha Christie (原著); 深町 真理子 (翻訳); 東京創元社 (刊)


ABC殺人事件 (創元推理文庫) [文庫] / アガサ クリスティ (著); Agatha C...




 akkです。

 今年最後のレビュ(多分)は、ポワロシリーズでございます。

 もうポワロが事件を解決する事は分かり切っているので、ドキドキ感はあまりないけど、その分安心感と優雅さがありますな。
 ビバ、ポワロ。

 
 地名と同じ頭文字を持つ人が、アルファベット順に殺されていく…
 有名なお話ですな。
 でもちゃんと読んだ事なかったので、初読みです。


 以下、ネタバレあり!!!










 どうもポワロ氏は、イメージより若くて男前なのではなかろうか、と思いました。
 禿げてもおらず、中肉中背でもなく。
 もっとこう、スラリとしたフランスぽい(フランスぽいって何だ)男前。

 そういうイメージで読むと、萌え要素が加わって、より楽しく読めるような…むふふ(邪)
 

 さて今回の犯罪は 『木を隠すなら森』 というタイプだったわけですね。
 本当に殺したい一人を殺すために、関係ない人間を殺す。

 でもそれってとてもリスキーな気がする。
 だって殺人って、とてもバレ易いじゃないですか。多分。
 それに人を殺すという事、それを隠し続けるという事、それって結構な精神力が必要だと思う。
 その辺、犯人君はあっけらかんとしてましたな。
 そういう感覚が欠如してたという点で、やはりABCは狂人だったと言えるかも。

 最後犯人が自殺しようとした時に、既にピストルの弾が抜かれていたとこは、鮮やかでした。
 あっぱれポワロ。

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2011年12月27日

あの道この道

あの道この道 (文春文庫) [文庫] / 吉屋 信子 (著); 文藝春秋 (刊)

あの道この道 (文春文庫) [文庫] / 吉屋 信子 (著); 文藝春秋 (刊)


 akkです。

 やっぱ吉屋信子イイな〜。
 ステキぃ。
 こんなステキな話がブックオフで100円だなんて。
 なんてラッキー。むふ



 出てくる少年少女達の、なんと健気で愛らしいこと。
 爽やか過ぎる気がしないでもないですが、昭和初期の少年少女なら、あれくらいの爽やかさアリでしょ。(偏見)
 このお話を基にしたドラマが何本かあるみたいですが、どれもドロッとしちゃていけません。
 このテーマにしてこの爽やかさ。
 これでこそ少女小説!ビバ、少女小説!!



 以下ネタバレあり。






 生まれてすぐの赤ん坊が、ひょんな手違いで入れ替わる。
 それも片方は貧乏人、片方は大金持ち。
 もうベタなテーマなのです。
 
 しかしまぁ、手違いで貧乏な家で育てられたしのぶが、なんともよくできた子供なのですよ。
 優しくて健気で快活で弟思い、嫌味なところが一つもないの。
 弟の宗吉っちゃんもこれまた、可愛い。
 おませでやんちゃだけど、やっぱり優しくて健気。
 近所のお兄ちゃんの新太郎も、まぁ温泉を掘るってのが今の時代ピンと来ないけど、優秀でイイ奴なんだなぁ。
 
 今ふと思ったけど、温泉って油田みたいだな。
 掘り当てれば一攫千金、みたいな。
 アラブで言うとこの油田が、当時の日本の温泉だったのかね。

 話はそれましたが。
 
 で、お金持ちにもらわれた千鶴子が、ちょっとヤなやつなんですな。
 甘やかされて育ったから、高慢ちきの意地悪で。
 
 どうオチがつくのかと思いきや、自分の出生の秘密を知った千鶴子が、殊勝でしおらしくなっちゃうんだよねぇ。
 さっと身を引いて、生みの親(貧乏)のもとへ行くっていう。
 なんと彼女も健気じゃありませんか。
 きっと大丸夫人(これがまたすこぶるデキ過ぎた後妻さんなのだ)のお心が、ちゃんと届いてたんだねぇ。
 

 この人間関係、シチュエーションで、考えうる限り一番美しいラストに落ち着いたと思います。
 

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2011年12月17日

江戸川乱歩傑作選

こげぱん

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫) [文庫] / 江戸川 乱歩 (著); 新潮社 (刊)


江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫) [文庫] / 江戸川 乱歩 (著); 新潮社 (刊)


最近メンバーの話によくでてくる


本 著者: 江戸川 乱歩
本 発行者: 新潮文庫


 

今更 読むよむ

傑作選だけあって



人間椅子も芋虫もある w

明智小五郎だって登場!


こりゃ、なかなかベストチョイスにあたりますた

人間椅子: 人間が椅子に入って生活をするって話だけど 生々しく いきづかいまで感じそうな感覚
その性癖つうか変態つうか、まさに変態を書かせたら天才ですよ

淡々と話を進める中で 読んでいるものは段々勘が働くわけで もしかして・・・ピンときた瞬間のあの ゾクって もう、どうしたらいいねん んでもっての、最後の最後でのどんでんがえし すごいわ・・

どんでん返しの手法って、乱歩が第一人者だそうですよ


芋虫:私 たぶん今回ちゃんと本を読むまでカフカの変身と内容が混ざってました。 でもぜんぜん 違うの

めくるめくる変態への世界なの。尋常じゃない状況下で正常ではいられないんだね。

てか、芋虫に自分がなるよりも それが自分と同じであると 認める方が人間の精神は苦痛なように感じた。
なんとなく わかる


異なるものの最後は常に滅亡であって繁栄はないんかな


 

 どうせ死滅の結論だとしても できることなら 妻が子供を授かってほしかったなwww 



どうなってたんだろう   



 

たぶん、夫を受けれることはできなくなるだろなー そうなると 殺害・・・



 

屋根裏の散歩者:屋根裏にもぐりこんで 人の生活を盗み見するうちに 人を殺害してみたくなっちゃって・・・

その心理描写って なんとなく正しいように感じる。動物でも上位に立っている方が優位だし、ましては相手は自分の存在に気づいてない   人間を支配できる優越感

リアルにあるん だろうなぁ 殺害は飛躍しすぎているようだけど

人間は勘違いするからね   しかたないね




全体的に淫靡な感じがしますねー アングラな感じ 






 



全部 書いちゃうとネタばれになっちゃうんで 
江戸川乱歩のデビュー作って すごい よ



 

しかし明治 大正時代って 熱い時代だったんだなーってことが良くわかる

男尊女卑とか 女性は男性の3歩下がってあるくとかさー 『昔は』   って言われてるけど 

いやいや もしかしたら 昔々の方が今よりも、もっと肉食女子がいたんじゃないかな





芥川龍之介の 河童をよんだときも 感じたんだよね しぬまで 牝におっかけまわされる河童とかさ


でも 男性にとっては 喜びでもあるんだって えーと かまきり? わろたww




戦えよ 男ども ! 狩られとる場合ちゃうし



むかし ばなしにも こんな話あったし ある娘が------------

好きな男性が嫌がるのを 友人二人に四肢を抑えつけてさせて




既成事実 、     泣きながら男性と婚姻まで持ってゆく話







ちょwww、まて。それって 犯罪  

 それを小学生が読む本にまざってる のも怖いが・・・いままであの話ってなんやろ って考えてたんやけど
最近   意味わかったん 




 

そんなわけで(どんな訳だか)人生の楽しみの幅を持たせたいのなら 江戸川乱歩は  秘密めいてていい



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2011年12月13日

真夜中のパン屋さん

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫) [文庫] / 大沼紀子 (著); ポプラ社 (刊)

真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫) [文庫] / 大沼紀子 (著); ポプラ社 (刊)



 akkです。

 

 ジャケから受ける印象とは違った一冊でしたよ。


 いつも笑顔でとらえどころのないオーナー暮林、口の悪いイケメンパン職人弘基、帰る家のない女子高生希実、夜の街を徘徊する小学生こだま、オカマのソフィアさん、ひきこもりでストーカーで脚本家の斑目。。。。
 まぁ、次から次へと濃いキャラ達が出てくる出てくる。

 でも読んでる感じでは、くどくないのですよ。
 こんだけ変なキャラが出てるのに。

 おぅ、不思議。
 

 みんなそれぞれ、イカさない日常を抱えているわけです。
 過去も現在も、問題だらけなのです。
 でもそういう彼らが、ブランジェリークレバヤシと出会って、ほんの少し前に進めたりするのですよ。
 いや、前に進むってほどの変化は、ないのかもしれない。
 問題はなにも解決してなかったりするんですが、何故だか少し温かい気持ちになるのは、美味しいパンのせい?

 美味しそうで温かそうなパンがたくさん出てきて、普段パン派じゃない私ですが、思わずメロンパンを買ってしまいました。うしし


 一緒に食べる人がいなくても、囲むべき食卓がなくても、誰にでも平等にパンは美味しい。
 そうか、パンってのは素敵な食べ物だったんですね。



 

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2011年12月07日

モダンタイムス(上・下)

モダンタイムス(上) (講談社文庫) [文庫] / 伊坂 幸太郎 (著); 講談社 (刊) モダンタイムス(下) (講談社文庫) [文庫] / 伊坂 幸太郎 (著); 講談社 (刊)



モダンタイムス(上) (講談社文庫) [文庫] / 伊坂 幸太郎 (著); 講談社 (刊)

モダンタイムス(下) (講談社文庫) [文庫] / 伊坂 幸太郎 (著); 講談社 (刊)




 akkです。


 待ちに待ったモダンタイムス文庫版です。
 まぁ待ちに待った割に、人から借りて読んじゃったけど。
 だって貸してくれるって人がいたからー。
 イイーんです、借りて読もうが買って読もうが、オモロイもんはオモロイ。
 そのうち買いますから、許して伊坂さん…



 むはー、やっぱ最高。
 読んでて楽しい。

 相変わらず、軽快でスピーディ。
 作家の伊坂好太郎なる人物も出てくるし、後輩は大石倉之助だし、奥さんは謎に強くて怖いし、暴力を生業にする岡本猛は憎めないし。
 キャラ立ちまくりです。

 あらすじはもう、あちこちで紹介されてるでしょうから、そっちを読んで頂くとして。
 国家やシステムについての考察部分が結構長くて、読んでるとうーんとグルグル考えさせられそうになるけど、先が気になるから考えるよりとりあえず先へ進む、みたいな。
 おや、そういう部分があるって考えると、いつもより軽快度は下がるのか?
 いや下がらないね、そこが伊坂さん。(お前誰やねん)

 

 

 以下、ネタバレあり!!!












 
 冒頭から、主人公渡辺クンが拷問されてるシーンで始まります。
 これが痛いんだよぅ。
 いや実際には拷問されずに済むんだけどさ。
 伊坂さんの暴力シーンって、温度が低くて、傷みをあまり感じずに読めた気がするんですが、なんかこのシーンは痛かったなぁ。
 やっぱ爪を剥ぐってのが、リアルすぎるのかしら。イテテ

 その拷問を依頼した、最初は怖くて怪しすぎる奥さんですが、後半になると温かくて魅力的で頼もしい存在になっていくのは何故だ…不思議。
 結局彼女は、夫の事が大好きで、単に浮気は死に値するという価値観を持ってる女性だったって事かしらん。
 ごく普通の。
 ちょっと強すぎるだけの。
 うーん、怖い。
 でも美人だから許される…かな?


 どうでもイイですが、『幸太郎』 の文字を一つ 『好』 に変えるだけで、見事に好色っぽい字面になりますなぁ。



 結局 『モダンタイムス』 的には、国家には独裁者はいなくて、世界はだた 『そういうことになっている』 優秀なコロニーって事になるのかな。
 渡辺君達も、一矢報いる事もできなかったわけだし。
 何やっても無駄っていうか。
 だって 『そういうことになってる』 んだもん。
 そう考えると虚無っていうか無力感?にヤられそうになるけど、作品的にそこまで虚しくなってなくて救われます。
 ちゃんと皆が、もがいて足掻いて考えて考えて考えて、負けたり負けそうになったりしても立ち向かったりするからかなぁ。
 渡辺君も別に、逃げたわけじゃないんだと思うし。

 世界は大きなものに動かされてるかもしれないけど、人間はささやかに、目の前の事に一生懸命に生きていくんだよね、きっと。
 



 ところでこの文庫版、単行本と大筋は変わってないけど、結構な改稿がされてるみたいですな。
 そうなると単行本も読みたい。
 そのせいか、ブック●フでフツーなら文庫版が出たらガクンと下がる単行本の値段が、あんまり下がってない。
 さすが・・・伊坂幸太郎

 さらにモーニング連載(漫画雑誌に小説が連載!これも驚く)当時の挿絵が入った、特別版なるものもあるらしいし。
 出版、メディア界はアツいなー。ウッシッシ

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