2015年08月25日

サファイア



kato(s)です。

7つの短編集ですが、それぞれの短編のタイトルに宝石の
名前が付けられています。

「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」
そして本のタイトルにもなっている「サファイア」、「ガーネット」
もちろんタイトルだけじゃなく、それぞれの宝石が作品の中の
キーポイントとしてしっかりと登場しています。

湊かなえの本は、読みだすとついつい引き込まれる魔力の
ある作品が多いと思っていますがこの本は短編と知らずに
買ってしまってました。

短編ではどうなのかな?と思いつつ読みましたが、短編の作品
それぞれに湊かなえのエッセンスが凝縮されている感じで、
それぞれの短編に個性があって飽きさせず次の短編、次の
短編とどんどん読み進めたくなります。

ラストシーンがある程度予想できる作品があったり、最後の最後
に物語が急展開する作品があったり、予想していた内容と実は
違ってた話だと最後に気づかされたり…不思議な感覚ですらすらと
読めてしまいます。

最後から二番目の作品も実はそれだけで完結しているようでしたが
なんだか後味が悪いと思ったら最後作品と繋がっていました。
不思議な感覚のする本ですがミステリーと言えるほどのミステリー
要素は少ないかもです。


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2015年08月12日

ワイングラスは殺意に満ちて

20150812.jpg



かなり前(1989年)にサントリーミステリー大賞読者賞を
受賞した作品です。

ミステリーとしてはそれほど複雑であっと驚かせられるような
展開やトリック、結末だっとという印象は残りませんでした。
25年以上前の作品なので、この作品がと言うよりも、最近の
作品が多種多様なミステリー多いからそう感じさせられるの
かもしれません。

ただし、読みやすさと軽快なテンポのあるこの本は、いつの間にか
作品の中にぐっと引きこまれあっという間に読み終えてしまいました。

この本は、「お酒が作品に登場する本」というテーマで本を探していた
時に見つけた本です。タイトル通り、もちろんワインが随所に登場します。

聞いたことのある(ような)名前のワインは色々と登場しますが、
残念ながらその価値や作品中での説明されている内容について、
共感できる部分は少なかったです。ワインは難しい!!
これを機に少しはワインの知識も身に付けないと…

登場人物もそれほど多くなく、ミステリーとしての濃さはさほどでも
ないかもしれませんが、キャラクターの個性は際立っていて、
ワインの話も興味深いものがあるので、ミステリー&ワイン好きな方は
ハマるのではないかと思います。

ぜひ手に取って見てください。




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2015年08月08日

算法少女


タイトルに惹かれ買いました。

直訳すると人気コミックの「数学ガール」とも言えますので、
「数学ガール」の江戸版と言えないこともないなと今さらながら思いました。

でも数学ガールのように具体的な公式や数式がバンバン登場する
訳ではなく物語が中心です。主人公のあきが少女であるにも関わらず
妙に冷静で大人びて淡々としている姿が良かったです。

いつの時代も女性はしっかりしているんだなと感じさせられます。

江戸時代を舞台にした小説ですが、文章は読みやすく、
すっと物語の世界に入り込めてしまいます。ページ数もそれほど
多くないのでさらっと読めてしまうと思いますよ。

算法の対決など緊張感のある場面がもっとたくさんあるかと
楽しみに読み進めていましたが、それほど緊迫感があって
引き込まれる場面はなかったな〜という印象です。

ジャケットも味のある感じで好きです!






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タグ:文庫 小説
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2013年09月02日

氷平線



kato(s)です。


「ホテルローヤル」で2013年、第149回 直木賞を受賞した桜木紫乃さんの作品です。

受賞作の「ホテルローヤル」はまだ読んでないけど、先にこちらの「氷平線」を読んで

見ました。


この「氷平線」は桜木紫乃さんのデビュー作品位あたり、全6編からなる短編集です。

繊細な表現で書かれた文章なのですが、なぜかスラっと読めてしまうところが特徴的

かなと思いました。

どの作品も北海道を舞台に描かれており、北の風景や季節がリアルに伝わり、

物語の世界観をしかっりと盛り上げてくれてますね。


内容については、全6編、それぞれで女性の強さであったり覚悟がシャープに表現されて

いるような気がします。全体を通して男女の性が中心となってるが、強がって見せるが

結局弱い男と、最後は怖くなるぐらいに冷たさを感じさせるくらいの女性の強さを見せつけ

られます。


男女の性の描写、物語の舞台となる土地の風景の描写、クールなまでの女性の強さが、

シャープに表現されており、切なさ、悲しさ、はかなさ、そして、たくましさを感じることが

できます。
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タグ:文庫
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2013年08月31日

真夏の方程式



kato(s)です。


久しぶりの東野圭吾作品です。

「白夜行」「幻夜」を読んで東野圭吾作品に衝撃を受けファンになったけど、

その後、全然読む機会がなく、なんとか読んだのが「探偵ガリレオ」です。


そんな、にわかファンなので、この「真夏の方程式」も実はガリレオシリーズと

気づかずに買ってしまったのです… 情けないです。


一作目の「探偵ガリレオ」もさらっと読めたが、最後まで真相が明らかにならず、

後半はグイグイと作品に引き込まれてゆき、とても魅力のある作品です。


この「真夏の方程式」も、一見単純な事件のようだけど、少しずつ家族の秘密が

明らかになってゆき、いかにしてこの事件がおこったか…思わぬ方向へと展開して

いきます。

激しい展開はないのですが、最後は何か不思議な余韻を残す作品のような感じが

しました。 これを期にほかのガリレオシリーズも読みたくなったのでした!


この作品、実は2013年6月29日に映画化がされており、2013年8月31日時点でまだ

公開中となっております。ご興味のある方は是非、劇場へどうぞ。


ちなみに、作品の舞台、「玻璃ヶ浦」は架空の地名で、

劇場版のロケ地は、玻璃ヶ浦の海周辺のロケは西伊豆を中心に伊豆の海で行われたそうです。

また、玻璃ヶ浦の駅は愛媛県松山市で撮影が行われているようです。


足を運んでみたくなりますね〜

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2013年08月30日

爪と目




kato(s)です。


第149回芥川賞を受賞した、藤野可織さんの「爪と目」です。

この作品を読みたいと思った時には、まだ単行本化されてなく、

作品が掲載されていた「新潮 4月号」を探したけど、バックナンバーは

どこも売り切れ状態だったのですが、結局、意地になって、オークションで

新潮 4月号を手に入れたのですが…

落札したと同時に単行本も発売され、結局単行本も購入したという

なんだかなって感じで思い入れのある作品となりました。


内容の事前知識はほとんどなく読みましたが、純文学、ホラー(サイコホラー)

と言われているようで、内容は「わたし」と「あなた」の二人称で書かれている

なんともえない独特の世界観、雰囲気を持った作品のような感じです。


「あなた」は眼科で父と出会う。「わたし」の爪と「あなた」の目も必ず出会う。

娘と継母の嫌悪と快感を斬新な語りで描かれ、張りつめた緊張感があり、

淡々と時間が過ぎていくような感覚です。

自殺した妻の娘とその後再婚した妻が二人称で描かれています。

      
これってどういう意味があるのだろう?と考えさせられる内容もところどころありますが、

全体的に読みやすい内容で、120ページ程度なのでさらっと読める内容になっています。


始終、淡々と話が進みラストがどうなるかを想像しながら読んでましたが、最後は、

背筋がゾクっとなる感覚になりました。


なんとも不思議な感じのする本でした。
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2013年08月29日

酒と泪と少年少女


kato(s)です。


この本ですが、もう忘れてしまいましたが何かの記事かメルマガかで、

紹介されてたと思うのですが、タイトルに凄く惹かれました!!

確か内容は深く紹介されていなったのですが、

お酒好きな私には、このタイトルだけで十分なインパクトを与えてくれました。


「酒と泪と少年少女」


まさに、”河島英五” を彷彿とさせる、硬派なお酒のストーリーをイメージ

してしまうじゃありませんか??


そして早速、この本を買おうと決意して本の評価を調べていると、

その事実は発覚したのです…


「少年少女」


そう、「少年少女」とは、お笑い芸人(しかも女性2人組)のことだったのです。

それだけではなく、想像していた硬派なストーリーとはほど遠く、

酒好きの女芸人2人の、それぞれのお酒に関わる(ほぼ)失敗段が、

軽~く、軽~いノリで、つづられている本だったのです。


なんとも思っていた本とは全然違っていたのですが、

お酒が好きで過去にお酒で失敗したことがある人、

過去にお酒で失敗している人を良く見ていた人、

もしくは非日常的なお酒にまつわる失敗談を聞きたい人には、

興味深い一冊になるのではないでしょうか?


二人のそれぞれのエピソードが交互に展開され、

合計24個ものありえない失敗談が繰り広げられています…


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2013年08月28日

時をかける少女


kato(s)です。

この本は、ずっと読みたかった本ですが、

この度、やっとのことで読むことができました。

同じような方は多いと思うのですが、きっかけは、テレビで放送していた劇場用

アニメーションでした。

とても軽快なストーリーで、当時(2006年)としては画の綺麗さにも感動したし、

楽しくも切ない内容の話で映画の世界にのめり込んだ記憶があります。


その後ですが、このアニメの原作が、あの筒井康隆さんが書いた小説である

ということを知り、いつかは読んでやろうと企んでいたのです!


小説を手にして驚いたのが、


まずは、薄いということ(238ページ、さらに3作品が入ってる短編集であったこと)

実際に「時をかける少女」は、110ページ程度とサクさくっと読めてしまいます。

で、その分ストーリーがシンプルであること。アニメ版はかなり、話が膨らんでたり

演出されていたりしてます。

そしてやはり、古いこと(初版昭和51年)

登場人物の名前や、表現が古臭く感じます(先にアニメ版を見ていたからか…)

※アニメ版の登場人物の名前は原作と違ってたり、時代も違ってます。


やはり、魅せ方といった面では、アニメ版がとても良かったですが、

少ないページで凝縮された「時をかける少女」の世界や、

筒井康隆さんの小説での表現を感じ取ることができ、

とても楽しめましたぴかぴか(新しい)
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2013年07月18日

永遠の0



kato(s)です。

久々の読書感想文ですが、気が向いたので酔いの勢いに任せて書いてみます。


2013年「海賊と呼ばれた男」で本屋大賞を受賞した百田直樹さんのデビュー作です。

「永遠の0」は2013年末に映画化されるようです。

ふむふむ、宮部さんは岡田准一氏、健太郎は三浦春馬氏なキャストですね。

百田直樹さんは、我らが探偵ナイトスクープの構成作家であり、本屋大賞受賞が

きっかけで、「モンスター」を読んで、本作「永遠の0」で2作目の読了となりました。


とても読みやすく、最後がどうなるのか??がとても気になる書き方でついつい、

自然と小説の世界に引き込まれるような感じのする作風でした。

本屋大賞を受賞した「海賊と呼ばれた男」「影法師」も是非読んでみたいと思います。


本題の「永遠の0」ですが、零戦をイメージさせる戦時中の様子をリアルに描きつつ、

現代を舞台に、60年前の祖父の人生を回顧し、過去の謎が徐々に解き明かされて

ゆく様が、あっと驚くものであり、心打たれるものでもあったり…


ラストシーンではより衝撃を受ける内容を知ることになります。


全体的には、戦時中の様子がリアルに描写されつつ、すこしづつ祖父の謎が

解き明かされていく展開で、単なる戦争を描画した小説ではなく、主人公やその

姉の感情や心の変化が巧みに描写され、ラストに向かって明らかになる謎…

特にラストシーンは心を動かされました。


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2013年05月10日

バイバイ、ブラックバード




バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) [文庫] / 伊坂 幸太郎 (著); 双葉社 (刊) 

バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) [文庫] / 伊坂 幸太郎 (著); 双葉社 (刊)


 akkです。
 なんとまぁ、半年近く滞ってるじゃないですか。
 こうなりゃむしろ、このペースで?!
 ・・・いやいや。
 読んではいるんですけどねぇ。


 さて、久々の伊坂さん。
 痛快、軽快、むふふ、ニヤリでした。

 とりあえず太宰治の 『グッド・バイ』 も読まなくては。







 以下、ネタバレあり!!











 五股男の星野ちゃんと怪物みたいな繭美が、何故か愛おしい。
 

 五股もかけてるなんて、普通に考えたら星野ちゃんは最低男なんですが。
 なぜか全く憎めない。
 別れを告げられた女性達が、あまりにも狼狽しないせいかしらん。
 

 

 そして繭美。
 人を傷つける無作法で下品な発言ばっかしてる大女って、どう考えても不愉快な奴なのに、なーんか良いのですよ。
 ぶっきらぼうな喋り方とか、だんだん好きになる。
 しかし読み終わった後、ちょっと言葉遣いが汚くなってアブなかった。
 繭美、影響力強し。







 しかしあのラスト、なに???!!!
 『ココで話が終わった』 って認識した瞬間、息を飲んでしまいました。
 そりゃあ全ての答えが提示されない良さってのも、あると思うし嫌いじゃないんですけどね。
 もっと繭美ちゃんと星野君の絡みを読んでいたくて、しかもこれからその関係性(あるいは繭美の人間性)に変化が訪れそうな所で唐突に終わっちゃったから、ちょっと置いてかれた感があったかも。
 そうだ、文庫版は最後に伊坂さんのロングインタビューが載ってるせいで、まだまだページがあったんだ。
 だからまだ続くと思ってたら唐突に終わっちゃって、息を飲んだんだった。

 むむ、あれも伊坂さんと出版社の狙い?
 だとしたら見事にやられたー。


 いずれにせよ、設定は酷い話のはずなんだけど、なんだかほっこりしてしまうようなお話でした。





 この話もいずれ映像化されるのかもしれませんが、その場合は繭美のキャスティングを原作に忠実に、細身の美人は不可でお願いしたいものです。
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posted by akk at 17:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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