2013年08月30日

爪と目





kato(s)です。


第149回芥川賞を受賞した、藤野可織さんの「爪と目」です。

この作品を読みたいと思った時には、まだ単行本化されてなく、

作品が掲載されていた「新潮 4月号」を探したけど、バックナンバーは

どこも売り切れ状態だったのですが、結局、意地になって、オークションで

新潮 4月号を手に入れたのですが…

落札したと同時に単行本も発売され、結局単行本も購入したという

なんだかなって感じで思い入れのある作品となりました。


内容の事前知識はほとんどなく読みましたが、純文学、ホラー(サイコホラー)

と言われているようで、内容は「わたし」と「あなた」の二人称で書かれている

なんともえない独特の世界観、雰囲気を持った作品のような感じです。


「あなた」は眼科で父と出会う。「わたし」の爪と「あなた」の目も必ず出会う。

娘と継母の嫌悪と快感を斬新な語りで描かれ、張りつめた緊張感があり、

淡々と時間が過ぎていくような感覚です。

自殺した妻の娘とその後再婚した妻が二人称で描かれています。

      
これってどういう意味があるのだろう?と考えさせられる内容もところどころありますが、

全体的に読みやすい内容で、120ページ程度なのでさらっと読める内容になっています。


始終、淡々と話が進みラストがどうなるかを想像しながら読んでましたが、最後は、

背筋がゾクっとなる感覚になりました。


なんとも不思議な感じのする本でした。
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posted by kato(s) at 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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