2012年02月29日

水の柩


水の柩 [単行本] / 道尾 秀介 (著); 講談社 (刊) 


水の柩 [単行本] / 道尾 秀介 (著); 講談社 (刊)




 akkです。

 本日は4年に一度しかない2月29日でございます。
 せっかくですので、upしましょう。



 会社の人が貸してくれました、ハードカバー。
 やはりハードカバーはヨイです。

 ジャケのタイトルはホログラム?みたいな、光る系の素材になっております。
 そしてダムに沈んだ村を表現しているのでしょう。
 あぶくがある青い水の中に村の写真。
 ぐるりを取り囲むのは村のシルエット。
 そして中扉には少女のシルエット。
 んー、そそるそそる!(変態か)


 さて 『向日葵の咲かない夏』 以来の道尾さんでございます。
 やはり読みやすい。
 勝手に、もっとホラーミステリっぽい、怖い話と思ってたんですが全然怖くなかった。

 全体的に暗いトーンですが、救いのある話だったと思います。




 以下、超ネタバレあり!!













 いやぁ〜騙された。
 ずーっと、敦子は死んでるものと思って読んでた。
 やられたー。
 あれは見抜けないよねぇ。

 タネが分かって振り返ってみると、現在の様子を描いたバスのシーンがまた違ったものに。
 15の冬を迎える事のなかった少女の写真ってのは、たづちゃんの事で。
 逸夫に話しかけてるばあちゃんはもうボケてて、逸夫本人に話しかけているのではなく。
 ふうちゃんの反対側にはちゃんと敦子も居て。
 平和で楽しそうな小旅行。
 でも敦子や逸夫、ボケちゃってるけどばあちゃんは、一体どんな思いを抱いていたんだろう。

 敦子死ななくて良かった、本当に。
 逸夫よくぞ間に合った!偉い!!
 そして3体の等身大人形をダムに沈めるという儀式。(あれはもう儀式だよね)
 よくぞ思いついた!
 逸夫君はホンマに優しいコやなぁ〜。

 でもお父ちゃんには誤解されちゃったね。
 でも逸夫もお父ちゃんの事、誤解してたよね。
 この親子はまぁそのうち自然に、関係が修復されていくんでしょう。
 なんか安心感あるし。



 それにしてもイジメてる方ってのは、なんて鈍感なんだろう。
 可愛くて人気があっても、なんて不幸で貧しくて可愛そうな人たち。
 そんな自分の貧しさを感じたくなくて、暴力のもたらす恍惚感に身をゆだねるんだろうか。

 
 
 自分を傷つけるっていう方法ではあったけど、立ち向かう勇気を持った敦子、本当に良かった。
 ずーっと水の中に沈んでるようなトーンだったけど、最後の最後、ちょっとだけ敦子明るくなった気がする。
 お母さんもちゃんと怒ってくれてよかった。

 逸夫も敦子も多分おばあちゃんも。
 湖に葬ったもう一人の自分を結局忘れる事はなく、死者に対して抱く思い出の様に、抱えて生きていくんだろうな。
 でもそうやって一度決別し距離を置ける事で、また生きていくって事なのかな。
 

 
 ところでものすごーくどうでもイイけど。

 多々朗ちゃんがソースをこぼして胸の前が真っ黒になってたシーン。
 すわ事件か!
 ここからミステリ展開か?!
 と思ったワタシはおバカさんですた。。。。


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posted by akk at 09:34 | Comment(3) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
道尾秀介の「シャドウ」持ってますけど、読みます?
Posted by hei at 2012年03月01日 09:35
読む読む!
読みます!!
Posted by akk at 2012年03月01日 10:34
ひさしぶりに ここにきましたww
やばい 過疎ってますww

だってHeiさんの酷評の傷がまだ癒えてない

さて 時間もあるし書こうかな
Posted by ごげパン at 2012年06月08日 12:54
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