2012年10月29日

オイアウエ漂流記


 akkです。


 いやはや、さすが荻原浩さん。
 読みやすくユーモアたっぷり。
 現代の漂流記モノとして最高の1冊なんじゃないですかね。

 まー漂流記っていうジャンルでくくって読み漁った事ないけど。なはは

 
 
 

 トンガの小さな飛行機で離島に行こうとして、途中で墜落しちゃうわけですな。
 で、そこから小さな無人島に流れ着くと。

 同乗したのは単に乗り合わせただけの、初対面同士のグループで。
 それぞれのグループに、それぞれの関係性や思惑があったりするわけですが。



 厳しい無人島暮らしで、どうやってこの面々が共同生活を送るのか。

 どの人もキャラが立ってて、読んでて楽しかったです。



 こういう本読むと、自分ならどうできるかなーって考えちゃうけど。
 私役に立たなさそうだなー。

 体力ないし、アウトドアとかサバイバルの知識ないし。

 とりあえず化粧ポーチには、何やかんや入れておこうと思いました。

 
 
 
 
 
 



 以下、ネタバレあり!!!

 
 
 
 
 
 



 部長の高血圧といい、じいちゃんのボケといい、主任の近眼と言い、本当に文明のない中に放り出されたら、そういうの治っちゃうのかもね。

 あ、じーちゃんが治った(治ったっけ?)のは、周りの働きかけとか関わりによるのか。


 KY野々村氏が、以外になごみ系でした。

 やはり緊迫だけではいけないのですな。
 鷹揚に構えてる人もいないと。
 鷹揚っていうか、単に呑気っていうかボンボンっていうか。


 でもそんな彼も、次第に周りに気を遣うようになったみたいで、その辺は可愛らしくさえありました。

 
 しかしまぁしょっぱなで愉快な機長さんが死んじゃったのは、びっくりだったなぁ。
 軽いタッチだったから、そのうちひょっこり現れるんじゃないかと思ってたんだけど。。。


 柔らかな語り口に騙されるけど、けっこうシビアな事書いてあるのよね。


 カーゴ(=オアイウエ)の野生化とか。

 あれも哀しかった。
 でも忘れ形見を残していってくれたし。
 最後に名前を呼んでもらえたから、それはちょっと救い。



 上手いな~荻原さん。



 あの仔犬達も救助されたのかしらん。



 いつ救助がくるのかなーって、お話の中の人ほどの切実さはないけど、そう思ってたんですが。
 来ないよね。


 当たり前だよね、『漂流記』 なんだし。

 ホントのホントに最後の1ページ?2ページ?くらいなんだよね。
 助かって良かったよー、ホントに。
 嬉しかったっす。


 しかしまぁ、帰ってからの彼らの生活が気になりますな。
 薮内夫妻は実家で漁師やるんでしょうか。

 パラダイス社の面々は、以前のようなサラリーマンに戻っちゃうのかなぁ。
 仁太君が一番将来が楽しみですな。
 ところで 『オイアウエ』  って感嘆詞にしちゃ長いよねぇ。
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2012年10月17日

戸村飯店 青春100連発

 akkです。


 これイイ〜〜〜〜!

 めっちゃ良かった!!

 さすが瀬尾まいこ氏!!!



 まさしく青春100連発って感じ。
 もちろんエピソードは100個もないんですが、ある事全部青春やなぁというのを関西的に言うと 『100連発』 なんだな。ふふ




 舞台は大阪の下町の中華料理屋。
 そこの兄弟、ヘイスケとコウスケのそれぞれの1人称で、交互に物語は進みます。
 この兄弟、タイプは違うけど根っこは同じっていうか、すんごいエエヤツなんですわ。

 それに出てくる人も、大阪人だけじゃなくて関東人だってエエヤツやんか。
 なんかもう、ニヤニヤしちゃいます。

 古嶋君の子供みたいにまっすぐな友情とか。
 北島君の穏やかな健やかさ(大阪にだってこういう奴おるんやぞ、みたいな)とか。
 みんな愛おしいヨ。




 ところであの大阪の下町感は、住んだ事ある人間にしか書けなさそうですよ。むふふ





 以下、ネタバレあり!!!



 
 何となく馴染めてない気がして、居場所がないっていうか居づらいような、あのコテコテの大阪の下町を飛び出したヘイスケだけど。
 結局大阪に帰るんだけど。
 1回出ると出ないとで、その居場所の大切さとか自分にとっての位置とか、そういう認識はやっぱ全然違うと思うし。
 だからヘイスケはもう迷わないなじゃないかな。
 いや、迷うんだろうけど。若いし。


 
 そして、コウスケが親父さんに怒られたのも、そういう事なんじゃないかな。
 コウスケ的に甘ったれてたつもりはなかったんだろうけど、だからこそ親父さんは怒ったんだろうな。
 うんうん、親父ってのは言葉にしない(できない)けど、大事な事は分かってるもんさねぇ。(誰だよ)





 それにしても、アリさんカッコ良かったな。
 やっぱ年下と付き合うからには、アレくらいの度量が必要なのか。。。。ブツブツ

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